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6月25日(水)「日蘭再生医療シンポジウム2025」を開催しました。

活動レポート
2025.06.27

2025年6月25日(水)、Nakanoshima Qross 2階Qrossover Lounge夢内 情報発信スペースにて、「日蘭再生医療シンポジウム2025 〜Connect to care:ヘルスケア・イノベーションのための日本・オランダのエコシステムの発展〜」を開催しました。

本シンポジウムは、在大阪オランダ王国総領事館が主催し、未来医療推進機構、バイオコミュニティ関西(BiocK)、RegMed XBの共催によって実施しました。
2024年10月に締結された未来医療推進機構とRegMed XBとの連携協定(MOU)に基づき、日蘭間の実践的な協力関係の深化と未来医療の社会実装を目的に開催されたものです。再生医療・バイオテクノロジー・デジタルヘルスの最前線に関する知見を共有するとともに、日蘭両国のスタートアップや事業者による事例紹介を通じて、エコシステム間の共創の可能性を探りました。

冒頭の開会挨拶では、マーク・カウパース在大阪オランダ王国総領事が両国連携の重要性を強調されました。続くMOU締結記念セレモニーでは、RegMed XBと未来医療推進機構によるプレート交換が行われ、今後の協力の象徴として関係構築の意義が改めて共有されました。

基調講演には、未来医療推進機構 理事長の澤およびRegMed XB代表のBernard Mulder氏が登壇し、日蘭両国における再生医療の動向と社会実装に向けた取り組みを紹介しました。続いて、未来医療推進機構 エキスパートサポーター / 大阪大学大学院 医学系研究科 招へい准教授・谷村忠幸氏モデレートのもと、両者によるクロストークが展開されました。

事例紹介セッションでは、日本からロート製薬、リジェネフロ、リバスキュラーバイオの3社、オランダからはLUMCおよびBiotacticaが登壇し、それぞれの最先端プロジェクトや研究成果を発表しました。

後半のクロストークでは、バイオコミュニティ関西(BiocK)副委員長・坂田恒昭氏、大阪府 ライフサイエンス産業課 参事・赤塚浩之氏、Leiden Bio Science Park Director・Esther Peters氏が登壇し、関西とライデンという2つのバイオクラスターが持つ強みと今後の展望について対話を行いました。

オランダ政府 保健・福祉・スポーツ省 副大臣 Barbara Goezinne氏の閉会挨拶により本シンポジウムは幕を閉じました。

シンポジウム終了後のネットワーキングでは、登壇者と参加者の間で活発な交流が行われ、新たな連携に向けた手応えのある時間となりました。今回のシンポジウムは、互いの強みと専門性を理解・補完しあうことの重要性を再確認し、知見の交換を通じて両国のエコシステムをさらに促進する、未来医療の社会実装に向けた国際共創の出発点として大きな意義を持つものとなりました。

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