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再生医療をはじめとする「未来医療」の産業化と国際貢献のハブ機能を強化する一般財団法人未来医療推進機構(以下Nakanoshima Qrossという、理事長:澤芳樹)は、豪州メルボルンに本拠を構える世界的な医療・バイオテクノロジー・健康分野のスタートアップ支援組織メドテック・アクチュエーター(MedTech Actuator、CEO:バズ・パルマー)との事業協力強化を図るため、包括連携協定を締結しました。
2025年6月24日に、Nakanoshima Qrossにて、包括連携協定の締結式を行うとともに、同日MedTech ActuatorとJETROが共同で実施する「J-StarX HealthTech Gateway アクセラレータープログラム」の成果をお披露目するデモデイ「The MedTech Actuator J-StarX HealthTech Gateway Demo Day」を開催しました。
(「The MedTech Actuator J-StarX HealthTech Gateway Demo Day」についてはこちらをご参照ください)
大阪・関西万博開催中で、世界の注目が、大阪・関西やライフサイエンス産業に集まる中、この協定の締結が発表できることは、世界のヘルスケア産業にとって大きな意義があると考えております。
Nakanoshima Qross(中之島クロス)は、グローバル市場に向けた競争力強化を目的として、海外のバイオクラスターとの戦略的提携を進め、国際共同研究や海外企業との連携を推進しています。また、日本国内でも、世界トップレベルの研究機関や産業クラスターを形成し、バイオ・ライフサイエンス分野の重要な拠点として発展してきた京阪神地域(京都・大阪・神戸)の連携の重要な役割を担うと共に、再生医療エコシステムやスタートアップエコシステムの展開を加速させております。
MedTech Actuatorは、2018年に医療系スタートアップが直面する課題の解決を目指し、テイラーメイドのアクセラレーションプログラムを提供するために 元整形外科医で連続起業家 の Buzz Palmer バズ・パルマー教授とストラテジストで弁護士の Vishaal Kishore ビシャール・キショール教授によって、豪メルボルンにて立ち上げられた非営利団体です。MedTech Actuatorは メドテック(医療技術)のアクチュエーター※1として将来性のある グローバル スタートアップの研究開発技術を商品化し市場に出すことで、医療を通じて世界をより良いものへ変えていくために立ち上げられました。シンガポールに続き、2024年9月には アジア太平洋エリア広域での医療・ヘルスケア関連のエコシステムを作り上げるため 大阪事務所 を設立し、メドテック アクチュエーター合同会社(日本本社:大阪市北区、日本ゼネラルマネージャー:東 潤一)を設立いたしました。日本から医療系ユニコーンスタートアップを生み出すためのエコシステムづくりに貢献しています。
※1:アクチュエーターとはエネルギーを動作に変換するモーターなどで用いらせる部品のことを意味し、この部品が無ければ機械を動かすことができないものです。
今後、技術移転やスタートアップ支援のベストプラクティスの共有、クラスター間の連携、共同イベント開催、日本およびアジア太平洋地域のキープレイヤー同士のマッチングなど、両者でさらなる交流を進め、具体的な取り組みを推進します。