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2025年6月30日(月)、Nakanoshima Qross 2階Qrossover Lounge夢内 情報発信スペースにて、「NQ Deep Tech Studio Phase1-DAY1」を開催しました。
再生医療・未来医療の産業化拠点である「Nakanoshima Qross(NQ)」(大阪市北区中之島)において、ライフサイエンス分野のディープテックスタートアップ創出・育成を目的とした新プログラム「NQ Deep Tech Studio」が始動しました。大阪府が主催、未来医療推進機構が共催(事務局:NQ Deep Tech Studio 共同企業体)で開催される本プログラムは、臨床現場でのニーズ観察からソリューション開発、起業・資金調達に至るまでを一気通貫で支援する、アントレプレナー型人材育成を中心とした取り組みです。医療分野における実用的かつ臨床的価値の高い製品・サービスの社会実装を目指す本プログラムは、スタートアップ支援の新たなエコシステムの形成を目指しています。
プログラムは3段階で構成されており、今回開催された「Phase1」では、医療機器開発やヘルスケアイノベーションに必要な基礎知識を提供するセミナー「Lectures on Basic Knowledge」が実施されました。
オープニングでは、MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社 代表の宮川潤が本プログラムの意義と展望を語り、続いて大阪大学大学院 医学系研究科 特任教授の八木雅和氏よりプログラム全体の構成と目的についての説明がありました。その後、一般財団法人 未来医療推進機構 理事長の澤芳樹が「未来医療の最前線」と題し、医療現場の変化と今後の医療の方向性について語り、参加者から質問が寄せられました。
さらに、留目真伸(MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社 会長)による「イノベーションを生む共創とエコシステム」の講演。
休憩を挟んだ後半では、再び八木氏が登壇し「バイオデザイン入門」として、医療ニーズから発想するプロセスについて解説。最後に、ディープテック起業における「ピッチメソッド」について、深田昌則(MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社)が解説し、参加者が自身のアイデアをどのように社会に届けるかを具体的に学ぶ機会となりました。
イベント終了後にはネットワーキングの時間が設けられ、登壇者と参加者の間で活発な意見交換が行われました。異なる専門性や視点を持つ参加者同士がつながり、今後の共創や連携に向けた有意義な交流の場となりました。