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7月1日(火)、Nakanoshima Qross2階Qrossover Lounge夢にて、「第4回NQ基礎セミナー」を開催しました。
本セミナーは、「再生医療の基礎を学びたい」という入居企業からのご要望を受け、再生医療の「基礎中の基礎」を丁寧に解説する、入居企業限定のクローズドセミナーとして開催しております。
今回は大阪大学大学院工学研究科 紀ノ岡細胞製造コトづくり拠点の水谷 学 先生を講師としてお迎えし、『再生医療等に用いる細胞加工製品のプロファイリングとエコシステムの構築』についてご講演いただきました。


細胞加工製品(特定細胞加工物)は、生きた細胞を製品とするため、適用疾患、投与手技、使用細胞原料、投与細胞数などに応じて製品開発の手順が大きく異なり、個別対応が求められる領域です。水谷先生のご講演では、これらの多様性を踏まえた上で、製品開発の初期段階からの適切なプロセス設計の重要性について、具体例や図表を用いながら、非常にわかりやすくご解説いただきました。
当日は、約40名の入居企業の皆さまにご参加いただき、講演を通じて細胞加工製品の規格設計や品質評価の考え方、プロファイリングの手法について理解を深める貴重な機会となりました。
入居企業の皆さまの中には、再生医療をはじめとした先進医療分野への関心が高く、継続的な学びを通じて知識や視野を広げようとする姿勢がうかがえます。今後も本セミナーのような学びの機会を通じて、企業間の知見共有や連携が促進され、ボトムアップ型のイノベーション創出へとつながっていくことが期待されます。
