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7月11日(金)「NQ Deep Tech Studio Phase1-DAY2」を開催しました。

活動レポート
2025.07.14

2025年7月11日(金)、Nakanoshima Qross 2階Qrossover Lounge夢内 情報発信スペースにて、「NQ Deep Tech Studio Phase1-DAY2」を開催しました。

大阪府が主催、未来医療推進機構が共催(事務局:NQ Deep Tech Studio 共同企業体)で開催される本プログラムは、ライフサイエンス分野のディープテックスタートアップの創出・育成を目的としています。臨床現場でのニーズ観察からソリューション開発、起業・資金調達に至るまでを一気通貫で支援する、アントレプレナー型人材育成を中心とした取り組みであり、医療分野における実用的かつ臨床的価値の高い製品・サービスの社会実装を目指しています。

本プログラムは3つのフェーズで構成されており、現在進行中の「Phase1」では、医療機器開発やヘルスケアイノベーションに必要な基礎知識を体系的に学ぶセミナー「Lectures on Basic Knowledge」が実施されています。その一環として、2025年7月11日(金)にはDAY2プログラムが開催されました。

今回のテーマは「医療×ビジネスのリアル」。医療スタートアップの実情、戦略的事業計画、医療AIの可能性、橋渡し研究の実践手法という4つの視点から、実務に直結する知見を学ぶ充実した一日となりました。

前半では、Link & Innovation代表取締役であり東北大学特任教授でもある山本晋也氏が、スタートアップ経営の実情と課題をリアルに語り、続いて有限責任監査法人トーマツの山元崇大氏が、戦略的な事業計画と資本政策の基本について専門家の視点から解説しました。

後半は、医療AI分野で活躍する髙﨑洋介氏(合同会社ディケイズ CEO/仁クリニック 院長)が、AI技術の本質とその応用可能性について実例を交えて講演。さらに、京都大学附属病院 小柳智義氏が、SPARKを活用した実践的な橋渡し研究のフレームワークと事業化への道筋を紹介しました。各セッション後の質疑応答では参加者から多くの質問が寄せられ、熱量の高いディスカッションが展開されました。

プログラム終了後にはネットワーキングも開催され、登壇者と参加者が直接交流を図ることで、学びと実践、そして将来の連携につながる貴重な時間となりました。

本日のDAY2を通じて、医療分野におけるビジネスのリアルな側面と、それを支える戦略や技術、そしてエコシステム形成の重要性を再認識する機会となりました。

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