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1月30日(金)、1月31日(土)「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業)NQ版COO人材育成プログラム 第2回目集中セッション」を開催しました

活動レポート
2026.02.03

1月30日(金)、1月31日(土)、Nakanoshima Qross 2階 Qrossover Lounge 夢にて「NQ版COO人材育成プログラム 第2回目集中セッション」を開催しました。

本プログラムは、大阪府が主催する「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業)」の一環として実施しています。Alloy Therapeuticsの82VS Venture Studiosが米国スタートアップ向けに実施している「COO(最高執行責任者)人材育成プログラム」をもとに「Nakanoshima Qross版COO人材育成プログラム」として国内スタートアップ向けに実施しています。

スタートアップ、事業会社、ベンチャーキャピタル、支援機関など多様なバックグラウンドを持つ20名が採択され、本プログラムに参加しています。 今回の集中セッションでは、2日間にわたる講義と対話を通じて、創薬スタートアップにおける事業化の考え方や、COOに求められる役割、信頼を軸としたチーム・組織づくりについて学びを深めました。

【Day3:1月30日(金)】

午前中は、Alloy Therapeutics株式会社 代表取締役社長 CEOの石井 喜英氏が登壇し、「Session 1:ウォームアップ」「Session 2:信頼を得る」「Session 3:投資家を理解する」の3セッションが連続して行われました。石井氏からは、自身のキャリアを踏まえながら、TPP(Target Product Profile)を軸とした事業設計の重要性や、研究開発型スタートアップが陥りやすい課題、投資家が企業やチームをどのような観点で評価しているのかについて解説がありました。参加者同士のディスカッションも交えながら、COOに求められる役割や、信頼を得るための会社づくりについて理解を深める時間となりました。

続く「Presentation with Lunch(12:00〜13:20)」では、昼食を取りながら各チームによるプレゼンテーションが行われました。医療・創薬分野に関するテーマについて、短時間で検討・準備した内容が発表され、分野横断的な視点や多様なアプローチが共有される場となりました。

午後の最初のセッションとして実施されたGuest Speaker 1「開発の覇者に聞く」では、SFG Sciences株式会社 代表取締役 CEOの長袋 洋氏が登壇しました。30年以上にわたる創薬・新薬開発の経験をもとに、日本と米国における創薬環境の違いや、自身が関わった新薬開発プロジェクトの事例が紹介され、創薬における仮説設定やチームづくり、人材の重要性について実践的な知見が共有されました。

続くGuest Speaker 2「国内製薬の中核を担う創薬プラットフォームの現在地」では、株式会社イクスフォレストセラピューティクス 代表取締役社長 CEOの樫田 俊一氏が登壇し、RNAを標的とした低分子創薬における取り組みと、独自の創薬プラットフォームについて紹介がありました。技術的な強みと事業としての持続性を両立させる戦略が示され、参加者にとって示唆に富む内容となりました。

Guest Speaker 3「フェーズとともに進化するバイオテック」では、Shinobi Therapeutics, Inc. Co-founderの五ノ坪 良輔氏と、同社 VPの越智 匡氏が登壇しました。創業初期からグローバル展開に至るまでの事業の変遷をもとに、フェーズごとに求められる人材や組織の在り方、日米をまたいだ事業運営のリアルについて語られました。

最後に実施されたパネルディスカッション「グローバルで勝ち抜くために」では、長袋氏、樫田氏、五ノ坪氏、越智氏が登壇し、石井氏がモデレーターを務めました。各登壇者が自身の経験をもとに、グローバル展開における人材・組織・パートナーシップの重要性について意見を交わし、スタートアップが世界で勝ち抜くために求められる視点が共有されました。

1日目の終わりにはディナーセッションが行われ、登壇者・受講生同士で交流や意見交換が行われました。

【Day4:1月31日(土)】

2日目には、創薬スタートアップにおける事業化とチーム形成の実践について学びを深めました。

DAY3の振り返りでは、学術研究と産業の論理をつなぐ「TPP(Target Product Profile)」の重要性が改めて共有され、TPPを軸に据えた情報収集、チーム形成、ネットワーク構築を一体的に進めることが、創薬ベンチャーにおける事業推進の要であることが示されました。

続くセッションでは、信頼される仲間や経営チーム(C-suite)をいかに構築するかについて議論が行われ、完璧な体制を最初から求めるのではなく、フェーズに応じてチームを進化させていく姿勢の重要性が語られました。また、業界関係者や投資家に対しては、受け身ではなく能動的にアプローチする姿勢が信頼構築につながることが強調されました。

さらに、資金調達や事業化を進めるうえで不可欠な「ソフトスキル」についても取り上げられ、投資家が共感できるストーリー設計や、信頼を得るためのコミュニケーションのあり方が具体例とともに共有されました。ソフトスキルの本質は「信頼をデザインする力」であるというメッセージが、参加者に強く印象づけられました。

後半のプロジェクトチームタイムでは、各チームがシリーズAフェーズを見据え、対象疾患やモダリティの選定、理想的な座組やアプローチについて検討を実施。最後のインタビューセッションでは、自身のTPPやチーム構成を客観的に振り返り、COOとして事業にコミットする覚悟を問い直す機会となりました。

DAY4を通じて、参加者は創薬スタートアップにおけるCOOの役割を、戦略設計だけでなく「人・信頼・実行」を前に進め続ける存在として再認識する一日となりました。

本集中セッションを通じて、参加者は創薬スタートアップを取り巻く不確実性の高い環境の中で、COOとしてどのように事業を前に進め、信頼を積み重ねていくべきかについて理解を深めました。今後は、本プログラムで得た学びをもとに、各チームがそれぞれのプロジェクトを具体的なアクションへと落とし込み、次のフェーズへと挑戦していきます。

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