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7月30日(水)、Nakanoshima Qross 1階 コングレスクエア大阪中之島にて、「NQ Deep Tech Studio 共創ワークショップ」を開催しました。
本イベントは、ライフサイエンス分野のディープテックスタートアップ創出・育成を目指す「NQ Deep Tech Studio」の一環として実施されたもので、研究者・スタートアップによる技術シーズのプレゼンテーションを起点に、参加者同士がアイデアを共創する参加型のワークショップです。


当日は、事業会社や支援機関、研究者・学生など、多様な背景を持つ約90名が参加。はじめに、大阪府商工労働部成長産業振興室ライフサイエンス産業課長 西野晃弘氏、MIRACLE SCIENCE INNOVATION 株式会社 代表取締役CEO 宮川潤氏より、ディープテック支援の意義と今後の展望についてのご挨拶がありました。


続くインプットトークでは、大阪大学 大学院医学系研究科保健学専攻 未来医療学寄附講座 寄附講座准教授 / 一般財団法人 未来医療推進機構 エキスパートサポーター 八木雅和准氏、株式会社リモハブ 創業者・代表取締役 CEO/大阪大学 大学院医学系研究科 循環器内科学 谷口達典氏より、Phase 2プログラムの概要やバイオデザインの実践事例が共有され、社会実装における視点や学びが語られました。




その後の「シーズ発表」では、再生医療・バイオマーカー・がん根治薬・AI評価・医療廃棄物利活用など、多様な分野から12件の先進的な技術が紹介されました。研究者や起業家がそれぞれのシーズの着想、臨床応用、事業化の可能性を語りました。




最後のワークショップでは、「誰と、どんな課題に向けて、どう社会実装するか?」をテーマに、シーズ発表を行った登壇者と参加者同士でグループワークが行われました。技術的観点だけでなく、ニーズを深掘りするという観点を重視した活発な対話が展開され、登壇者と参加者が共に描く次のアクションの“種”が多数生まれました。
今回の共創ワークショップで得られたつながりや構想は、今後の「NQ Deep Tech Studio Phase 2」を通じて社会実装・事業化への道筋をたどっていくことが期待されます。