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国立大学法人大阪大学(以下 大阪大学、総長 熊ノ郷 淳)と一般財団法人未来医療推進機構(以下「Nakanoshima Qross」、理事長:澤 芳樹)は、両者の特性、強みを活かして相互に連携協力し、「未来医療」の推進に資することを目的とした包括連携協定を2025年8月28日に締結しました。
両者は本協定を通じて、未来医療の実現に向けた研究開発及び社会実装、未来医療を担う人材育成及び人材交流、スタートアップ支援及びアントレプレナー教育の推進、異分野融合研究及び国際連携の推進などを協力してまいります。
1931年に創設された大阪大学の原点である「適塾」は、1838年、蘭学者・緒方洪庵により大坂・瓦町に開かれ、西洋医学研究、種痘事業、コレラ治療など多くの医学史的業績を生み、福澤諭吉ら維新の英傑を輩出しました。この適塾の流れを汲み、1869年に大阪仮病院、大阪医学校が創立され、1879年には中之島に移転。そこから大阪大学医学部の前身となり、今日の医学教育・研究の礎となっています。
Nakanoshima Qrossは、この適塾ゆかりの中之島に立地し、「いのち輝く未来の医療を切り拓く」をミッションに、再生医療推進エコシステムとスタートアップエコシステムを構築。研究成果の迅速な産業化、国際貢献のハブ化、次世代人材の育成を通じて、数多のいのちを救う社会を目指します。
本協定は、適塾の実質主義と自由討論を礎とする精神を継承し、産・学・医の多彩なプレイヤーが双方向に検討し、実証・実装まで駆け抜けるプラットフォームを目指します。2025年大阪・関西万博開催により、世界の注目が、大阪・関西およびライフサイエンス産業に集まる中、本協定は大きな意義があると考えております。
協定の概要
両者の特性、強みを活かして相互に連携協力し、「未来医療」の推進に資することを目的とする。
連携協力事項
(1)未来医療の実現に向けた研究開発及び社会実装
(2)未来医療を担う人材育成及び人材交流
(3)スタートアップ支援及びアントレプレナー教育の推進
(4)異分野融合研究及び国際連携の推進
(5)その他両者の協議により必要と認めた事項