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12月12日(金)「NakanoshimaQross創薬クラスターキャンパス事業 PMDA共催イベント」を開催しました

活動レポート
2025.12.26

12月12日(金)、Nakanoshima Qross1階コングレスクエア大阪中之島にて「NakanoshimaQross創薬クラスターキャンパス事業 PMDA共催イベント -イノベーションを加速するレギュレーションとは-」を開催しました。

本シンポジウムは、厚生労働省による令和6年度補正予算事業「創薬クラスターキャンパス整備事業」に採択された「Nakanoshima Qross創薬・実用化促進プログラム等支援事業」の一環として、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)と共催で開催されたものです。

本シンポジウムでは、PMDAと連携し、日本市場における規制の最新動向や国際的な調和の取組みを発信するとともに、国内外の多様なプレイヤーとのオープンイノベーションを通じて、日本発のシーズのグローバル展開と、海外からのシーズや資本の導入の双方を推進する方策が議論されました。

当日は、70名ほどの現地参加に加え、オンラインでも多くの方にご視聴いただきました。 冒頭の主催者挨拶では、一般財団法人 未来医療推進機構 澤 芳樹 理事長  が登壇し、日本の高いサイエンス力を社会実装へとつなげる重要性や、Nakanoshima Qrossを拠点とした医療産業エコシステムの形成、PMDAとの連携の期待について共有されました。 

次に、本イベントの共催独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)関西支部長 小野寺 陽一 氏より、ご挨拶をいただきました。PMDAについてご紹介するとともに薬事承認に対するオープンな姿勢が示されました。

また大阪府知事 吉村 洋文 氏  よりビデオメッセージを頂戴し、 Nakanoshima QrossにおけるPMDAとの連携を軸に、基礎研究から事業化までを一気通貫で推進する創薬・医療分野のエコシステム構築や、万博のレガシーを踏まえた未来医療の産業化への期待が述べられました。

厚生労働省 大臣官房 医薬産業振興・医療情報審議官 森 真弘 氏 からは、創薬クラスターキャンパス事業についてご紹介いただきました。創薬クラスターキャンパス事業が、スタートアップを中心としたイノベーションを支える重要な取り組みであることが示されるとともに、Nakanoshima Qrossを拠点とした日本発の創薬エコシステムの発展と国際展開への期待が述べられました。   

次に、「未来医療国際拠点 Nakanoshima Qrossにおけるエコシステム形成」と題して一般財団法人未来医療推進機構 澤 芳樹理事長が主催者講演を行いました。創薬クラスターキャンパス事業の重要性とともに、Nakanoshima Qrossにおける産学官連携やスタートアップ支援の取り組みが紹介され、世界に通用する医療イノベーション創出への期待が示されました。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)理事長 藤原 康弘 氏からは、「我が国の創薬力向上に向けてのPMDAの取組み」についてご講演いただきました。創薬力向上に向けた行政の対応や革新的新薬の開発強化に向けたPMDAの取り組みについて説明され英語での情報発信が重要だということなどが述べられました。

また、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)再生医療製品等 審査部長 丸山良亮 氏からは、再生医療分野における技術革新と申請・承認の加速を背景に、規制当局が果たす役割や国際連携の重要性が示され、イノベーションを支える環境整備への期待が語られました。

そして、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)調整役下田 裕和 氏  に、「AMED第3     期の挑戦(創薬) -世界とつながる創薬エコシステムに向けて-」と題し、ご講演いただきました。世界とつながる創薬エコシステムの重要性とともに、Nakanoshima Qross が人材・投資・研究を集める拠点として果たす役割への期待が示されました。

パネルディスカッションでは、ファシリテーターに小野寺 陽一 氏(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 関西支部長)、川上 明彦 氏(株式会社三菱総合研究所 創薬・健康エコシステム本部 MEDISOチーフプロジェクトマネージャー)のほか、パネリストとして藤原 康弘 氏(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)理事長)、澤 芳樹  (一般財団法人 未来医療推進機構 理事長)、丸山 良亮 氏(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA) 再生医療製品等 審査部長)、下田 裕和 氏(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)調整役)、寺井 崇二 氏(新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 教授)に登壇いただきました。 本パネルでは、イノベーションを加速するレギュレーションについて議論されました。まず、寺井氏     と川上氏から話題提供が行われ、その後、創薬クラスターキャンパス事業やNakanoshima Qross  の取り組みが紹介されました。続く議論では、資金支援、グローバル対応、人材育成、エビデンス重視、国際的なレギュレーション連携といった観点から意見が交わされ、産官学・国際連携による再生医療の産業化を推進する重要性が共有されました。

また、ネットワーキング会場では、登壇者や  参加者同士が積極的に交流し、多様なバックグラウンドを持つ参加者が分野や立場を超えてつながり合う姿が見られ、  非常に有意義な時間となりました。

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