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2月27日(金)、2月28日(土)「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業)NQ版COO人材育成プログラム 第3回目の集中セッション」を開催しました。
2026.03.06
午前中は、Alloy Therapeutics株式会社 代表取締役社長 CEOの石井 喜英氏が登壇し、「Session 1:成功者のイメージ」「Session 2:成功に至る道」「Session 3:具体的な歩み方」の3セッションが連続して行われました。
石井氏からは、日米のバイオエコシステムでの実体験に基づき、グローバル市場で戦うための「訴求力」の重要性や、市場価値を最大化するキャリア戦略について解説がありました。受講生同士のディスカッションを交え、特定の領域で「替えの利かないプロ」になるための視点や、自身のキャリアを戦略的に構築する重要性について、深く洞察する機会となりました。
続く「Presentation with Lunch」では、昼食を取りながら各チームによるプレゼンテーションが行われました。医療・創薬分野に関するテーマについて、チーム内で検討・準備した内容が発表され、分野横断的な視点や多様なアプローチが共有される場となりました。




午後の最初のセッションとして実施されたPanel Discussion 1「投資家と接点を持つこと」では、石井氏がファシリテーターを務め、受講生の中から多様なキャリアパスを持つ投資家である久本氏、塩原氏、田宮氏がパネリストとして登壇しました。
本セッションでは、技術の優位性だけでなく、強力な座組によって生まれる「勝ち組の匂い」がいかに投資家を引きつけるかという、数値化できない判断基準の重要性が示されました。また、グローバルな競合をメタ認知して自らの優位性を証明する「情報戦」の必要性も説かれ、スタートアップが投資家と対等に渡り合うための戦略的な視座を養う機会となりました。




続いて、Panel Discussion 2「COO人材に求めるもの」では、石井氏がファシリテーターを務め、パネリストとして大阪大学ベンチャーキャピタル 株式会 投資部(キャピタリスト) 浅野 成宏 氏、Saisei Ventures, Partner 齊藤 光 氏、Beyond Next Ventures 株式会社 投資部 ディレクター 澤邉 岳彦 氏、Partner, AN Venture Partners 二見 崇史 氏に登壇いただきました。
本セッションでは、スタートアップの成否を分ける「COO(最高執行責任者)人材」への期待と本音について熱い議論が交わされました。
パネリストからは、技術を社会実装へつなぐ「コネクター」としての役割や、誰よりも現場の課題に精通し、不確実な状況下でも「人生をかけて結果にコミットする覚悟」が不可欠であるというシビアな現実が語られました。
また、薬を待つ患者さんへの切迫感を原動力にするという創薬の本質的なモチベーションにも触れられ、受講生にとってグローバル市場で需要が高まるCOOとしての視座とプロフェッショナリズムを深く刻む貴重な機会となりました。




最後に、大阪府 商工労働部未来医療産業化 推進監 奥村 健志 氏、一般財団法人 未来医療推進機構 理事長 澤 芳樹 氏、Alloy Therapeutics 株式会社 代表取締役社長 石井 喜英 氏による対談が行われました。
奥村氏からは、Nakanoshima Qrossを拠点としたエコシステム構築における本プログラムの意義と、受講生が世界へ羽ばたく実行者となることへの期待が示されました。
澤氏は、日本人の「我慢強さ」や「思いやり」はCOOの資質に合致しており、日本独自のCOO像が世界を変える可能性を強調しました。
石井氏は、9週間にわたるプログラムを完遂した受講生の成長を称え、今後もこのネットワークを大切に情報戦を勝ち抜く仲間として共に歩んでいきたいとエールを送り、対談を締めくくりました。


2日目の終わりにはディナーセッションが行われ、登壇者・受講生同士で交流や意見交換が行われました。
【Day6:2月28日(土)】
9週間にわたる「COO人材育成プログラム」の最終日は、プログラムの振り返りと、修了後の展望についての議論が行われました。


前日の各セッションを振り返り、受講生からは成功者の熱量に圧倒されたという声が上がる一方、現場での泥臭い苦労やチームを調整する「番頭」としてのCOOの重要性が再認識されました。また、投資家を動かすための「スタントデータ」の企画力や、グローバルな情報格差を埋める戦略についても掘り下げられました。
石井氏からは、COOとは常に「どうやったらできるか」を考え、複雑な事象から要点を抽出してトップを納得させる力を持つべきであるとの指針が示されました。
