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12月26日(金)、12月27日(土)「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業)NQ版COO人材育成プログラム 第1回目の集中セッション」を開催しました
2026.01.13
12月26日(金)、12月27日(土)、Nakanoshima Qross 2階 Qrossover Lounge 夢にて「NQ版COO人材育成プログラム 第1回目の集中セッション」を開催しました。
本プログラムは、大阪府が主催する「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業)」の一環として実施しています。 Alloy Therapeuticsの82VS Venture Studiosが米国スタートアップ 向けに実施している「COO(最高執行責任者)人材育成プログラム」をもとに「Nakanoshima Qross版COO人材育成プログラム」として国内スタートアップ向けに実施しています。
スタートアップ、事業会社、ベンチャーキャピタル、支援機関など多様なバックグラウンドを持つ20名が採択され、本プログラムに参加しています。
今回の集中セッションでは、2日間にわたる講義と対話を通じて、COO人材に求められる視点や実践力について学びを深めました。
【Day1:12月26日(金)】


はじめに、石谷 勝也 氏(大阪府 商工労働部 成長産業振興室 ライフサイエンス産業課 課長補佐)より、NQ版COO人材育成プログラムの趣旨と、大阪府におけるスタートアップ支援の考え方について説明がありました。あわせて、本プログラムを通じたスタートアップ参画の裾野拡大と、将来的なユニコーン級スタートアップ創出への期待が述べられました。
そして、石井 喜英 氏(Alloy Therapeutics 株式会社 代表取締役社長)が講師を務め、創薬スタートアップにおける事業立ち上げ初期の考え方や、COO人材に求められる役割についてグループワークを含んだ講義が行われました。 エコシステムの捉え方やTPP(Target Product Profile)を軸にした事業設計の重要性が強調され、プログラムの学習テーマの方向性が示されました。




午後の冒頭では、澤 芳樹 氏(一般財団法人 未来医療推進機構 理事長)より、Nakanoshima Qrossにおける人材育成の考え方と、本プログラムへの期待について挨拶が行われました。
続いて、前田 朋子氏(日本ベーリンガーインゲルハイム 株式会社 神戸医薬研究所 創薬研究アライアンス部長 / Venture Partner, Synapto Ventures)にご登壇いただき、「Target Product Profileの育て方:”穴埋め問題”をしないために」をテーマにご講演していただきました。TPPは一度作って終わりではなく、外部との議論やデータの蓄積に応じて継続的に磨き込んでいくべきものであることが強調されました。 その後、芹生 卓 氏(株式会社セリウメディカルコンサルティング 代表取締役 / APCER Life Sciences 上級顧問 / 一般社団法人医薬品開発能力促進機構 代表理事)より「標準治療の育て方一承認をゴールにしない医薬品開発をめざそう」と題した講演が行われました。医薬品の価値は売上などの経済性だけでなく、有効性・安全性・利便性やQOL、医療現場や患者の負担軽減などを含めて総合的に捉えるべきであることが示されました。
さらに、志鷹 義嗣 氏(株式会社 RealizeEdge Partners 代表取締役社長)からは「創薬事業の育て方:Startup Studio R -Edgeというアプローチ」について講演がありました。創薬を社会実装まで進めるために、資本構造、Execution体制、人材と判断を育てる仕組みの三つを連動させる重要性と、それを実現する取り組みとしてR-Edgeの構想が紹介されました。


パネルディスカッションでは、石井 喜英 氏をモデレーターに、前田 朋子 氏、芹生 卓 氏、志鷹 義嗣 氏が登壇し、創薬におけるTPP(Target Product Profile)の本質と、COO人材に求められる視点について議論が行われました。TPPはステークホルダー間の共通言語となるリビングドキュメントであり、COO人材がその設計と対話をリードする「論点整理役」として機能することの重要性が共有されました。
1日目の最後には名刺交換、ディナーセッションが行われました。登壇者、採択者間で活発な意見交換が行われ、分野や立場を超えた交流が生まれました。
【Day2:12月27日(土)】


2日目には、まず1日目の振り返りからスタートし、「チームでどう戦うか」をテーマにしたワークショップが実施されました。ワーキング・ジーニアスを用いた自己理解・相互理解とチームビルディングが行われ、COOに求められるチームで成果を出す姿勢の重要性が共有されました。
後半では、治療ターゲット・モダリティをテーマに、治療仮説や既存薬、未解決課題等を整理し、チームで取り組む課題が提示されました。
終盤には参加者同士によるペアインタビューを通じて、お互いの気づきや心理的ハードルを言語化・共有する時間が設けられました。
本集中セッションは、創薬ベンチャーの現実とCOOの役割の重要性を学ぶとともに、仲間とともに9週間を走り抜くためのスタートラインとなりました。
