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6月17日(水)「NQ Deep Tech Studio 2026 キックオフイベント」を開催しました。

活動レポート
2026.06.23


6月17日(水)、Nakanoshima Qross 2階 Qrossover Lounge 夢にて、「NQ Deep Tech Studio 2026 キックオフイベント」を開催しました。

本イベントは、大阪府が主催する「NQ Deep Tech Studio 2026」のキックオフイベントとして開催されました。NQ Deep Tech Studioは、医療・ライフサイエンス領域における研究シーズの社会実装を支援する実践型プログラムです。医療現場観察やニーズ探索、事業仮説構築、資金調達、海外展開までを一気通貫で支援することで、世界で活躍するヘルスケア・ディープテックスタートアップの創出を目指しています。

冒頭では、近藤 未生氏(大阪府 商工労働部未来医療産業化推進監)より開会挨拶が行われました。大阪・関西が、ライフサイエンス分野において高いポテンシャルを有していることに触れながら、Nakanoshima Qrossを核としたスタートアップ創出・育成の取り組みや、本プログラムへの期待が語られました。

続いて、宮川 潤氏(MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社 代表取締役CEO)より、Nakanoshima Qrossが目指すライフサイエンス・エコシステムの将来像について紹介がありました。大学発シーズの発掘から事業化、グローバル展開までを支援する環境づくりや、海外ライフサイエンスクラスターとの連携状況について共有されました。

また、澤 芳樹氏(一般財団法人未来医療推進機構 理事長)からは、スタートアップ・エコシステムの発展において最も重要な要素は、人材育成であることが強調されました。研究成果を社会実装につなげる人材を育成し、起業家精神を持った人材が集う環境づくりの重要性について語られました。

プログラム説明では、八木 雅和氏(一般財団法人未来医療推進機構 エキスパートサポーター/大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 未来医療学寄附講座 寄附講座准教授/ジャパンバイオデザイン プログラムダイレクター)および若松 知哉氏(MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社 パートナー・プロジェクトマネージャー)より、NQ Deep Tech Studio 2026の全体像が紹介されました。事業化支援プログラム、出口戦略支援プログラム、海外連携プログラムの3つを柱とし、医療現場観察を起点とするバイオデザインの考え方を取り入れながら、研究シーズの社会実装を支援する仕組みについて説明がありました。

続いて、山本 剛氏(社会医療法人 大阪国際メディカル&サイエンスセンター 法人事務局 医療情報部/大阪けいさつ病院 事務部 医療情報部門 次長)より、大阪けいさつ病院および臨床医学研究所の紹介が行われました。NQ Deep Tech Studioの医療現場観察のフィールドとなる同院の特徴や、医療DX、共同研究、実証実験への取り組みについて共有されました。

その後、吉田 竜也氏(京都大学成長戦略本部 統括事業部エコシステム構築領域 統括/企画管理部企画推進室)より、大学発スタートアップ創出プラットフォーム「KSAC(関西スタートアップアカデミア・コアリション)」の取り組みが紹介されました。大学コンソーシアムによる研究シーズ発掘、ギャップファンド、起業家人材とのマッチングなど、関西圏における大学発スタートアップ創出支援の現状と成果について説明がありました。

内田 大輔氏(岡山大学学術研究院 医療開発領域 新医療研究開発センター 准教授)からは、AMED橋渡し研究プログラムを中心とした、研究シーズの社会実装支援について紹介がありました。医療ニーズを起点とした事業化戦略や、研究開発から実用化までを支援する仕組みについて解説がありました。

さらに、Glen Lim氏(Senior Programs Director, Asia Pacific, MedTech Innovator APAC)より、世界最大級の医療系アクセラレーター「MedTech Innovator APAC」の紹介がありました。グローバル市場を見据えた事業開発支援や、NQ Deep Tech Studioとの連携プログラムについて説明があり、日本発スタートアップの海外展開を支援する取り組みが紹介されました。

続いて、実際にMedTech Innovator APACへ採択されたスタートアップの事例として、谷 亮太朗氏(京都大学消化管外科所属/株式会社Eudaimonix 代表取締役CEO)が登壇しました。医療現場で発見した課題を起点に事業化へ取り組んだ経緯や、MedTech Innovator APACおよび米国プログラムへの採択を通じて得た知見、海外専門家とのネットワーク構築や事業戦略の高度化など、グローバル展開に向けた実践的な経験が共有されました。日本発の医療技術を世界へ届けるためには、早期から海外市場を見据えた事業設計と、国際的な支援ネットワークへの接続が重要であることが語られました。

最後に、隅田 剣生氏(株式会社産学連携研究所 代表)より閉会挨拶が行われました。関西におけるスタートアップ支援環境が大きく進化していることに触れながら、NQ Deep Tech Studio 2026を通じて研究者、事業会社、支援機関など多様なプレイヤーが連携し、新たな事業創出につながることへの期待が述べられました。

イベント終了後にはネットワーキングが行われ、研究者、スタートアップ、企業、投資家、支援機関など、多様な参加者による活発な交流が行われました。本イベントは、Nakanoshima Qrossを起点に、研究成果の社会実装とグローバル展開を支える、次世代のヘルスケア・ディープテック人材育成に向けた新たなスタートとなりました。

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