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8月31日(月) 「近畿大学 × Nakanoshima Qross MOU締結記念シンポジウム〜 研究シーズの社会実装と未来医療イノベーション・エコシステムの構築 〜」を開催しました
2026.09.14

8月31日(月)、Nakanoshima Qross 2階 Qrossover Lounge 夢にて、「近畿大学 × Nakanoshima Qross MOU締結記念シンポジウム〜 研究シーズの社会実装と未来医療イノベーション・エコシステムの構築 〜」を開催しました。
本シンポジウムは、近畿大学と一般財団法人未来医療推進機構との「連携・協力の推進に関する協定(MOU)」の締結を記念して開催したものです。MOUでは、両者が有する人的・知的・物的資源を相互に活用し、多様な健康・医療ニーズへの対応や未来医療の創造・実践・共有を進めるとともに、スタートアップ・エコシステムの構築や未来医療に資する人材育成などを中心に、具体的な連携・協力を進めていくこととしています。
今回のシンポジウムでは、近畿大学が有するライフサイエンス、バイオ、創薬、医療AI等の研究シーズと、Nakanoshima Qrossに集積する企業、スタートアップ、支援機関、医療関係者等とのネットワークをつなぎ、社会実装に向けた連携の方向性を発信しました。当日は総勢85名の皆様にご参加いただきました。
冒頭ではMOU締結式を実施し、近畿大学 松村 到学長と、一般財団法人未来医療推進機構 澤 芳樹理事長が協定書に署名しました。今回の締結を新たな連携のスタートとし、今後、定期的な協議を重ねながら、具体的な連携・協力を進めていきます。


MOU締結式の様子
続くシンポジウムでは、澤 芳樹理事長が開会挨拶を行いました。日本には高い水準の科学技術や研究シーズが数多く存在する一方、それらを社会実装につなげることが重要であるとし、Nakanoshima Qrossを通じて優れたサイエンスを製品化・事業化し、国内外へ展開していくエコシステムの形成を目指していることを紹介しました。
続いて、松村 到学長より、近畿大学における研究・産学連携、起業支援、人材育成等の取組をご紹介いただきました。近畿大学では、研究者・学生双方を対象とした起業支援やインキュベーション環境の整備が進められており、Nakanoshima Qrossが有する企業・支援機関・グローバルネットワーク等との連携を通じて、研究シーズのさらなる社会実装につなげていくことへの期待が示されました。






研究シーズ・社会実装事例の紹介では、西田 直生志氏(近畿大学 医学部 医学科 特任教授)から、肝腫瘍の検出・鑑別を支援する超音波AIの研究についてご紹介いただきました。また、白木 琢磨氏(近畿大学 生物理工学部 食品安全工学科 准教授)からは、近畿大学発スタートアップであるミネット創薬株式会社による「ネットワーク創薬」の取組をご紹介いただきました。
さらに、近藤 綾香氏(ヘルスケアサーカス株式会社 代表取締役/薬剤師)からは、ヘルスケア領域における研究設計や倫理・規制対応など、技術を社会実装する上で必要となる実践的な支援についてご紹介いただきました。串岡 純一氏(株式会社 ayumo 取締役・CMO/一般財団法人未来医療推進機構 エキスパートサポーター)からは、歩行動画AIの製品化を例に、エビデンス構築、規制対応、医療現場への導入を並行して進める重要性についてお話しいただきました。




その後のパネルディスカッション「大学シーズを社会実装するために必要なことは?」では、八木 雅和氏(一般財団法人 未来医療推進機構 エキスパートサポーター / 大阪大学 大学院医学系研究科保健学専攻 未来医療学寄附講座 寄附講座准教授)の進行のもと、研究シーズ・社会実装事例の紹介に登壇した4名とともに議論を行いました。
「なぜ良い研究が患者・社会まで届かないのか?」を起点に、研究成果の技術的な優位性だけでなく、誰の、どのような課題を解決するのかを早い段階から明確にすること、利用者にとっての価値や事業の持続可能性を検証すること、さらに規制対応や実証環境、人材、資金等を含めて社会実装を設計していくことの重要性について、活発な意見が交わされました。
また、研究者や学生が起業や事業化を身近な選択肢として捉え、経験者や企業と接点を持つ機会を増やすことや、研究・企業・規制・医療現場など異なる領域をつなぐ人材交流の必要性についても議論されました。MOUを契機に、近畿大学の研究者・学生とNakanoshima Qrossの企業・支援機関・医療関係者等との新たな接点を生み出し、具体的なプロジェクトにつなげていくことへの期待が示されました。
最後のクロージングでは、一般財団法人未来医療推進機構 統括コーディネーター 吉田美里より、今後の連携への期待を述べ、シンポジウムを締めくくりました。
イベント終了後には、参加者を対象にネットワーキングおよびNakanoshima Qrossの施設見学を実施しました。登壇者と参加者、また参加者同士の交流が活発に行われ、大学、企業、医療、支援機関など、分野や立場を越えた新たなつながりが生まれる機会となりました。
一般財団法人未来医療推進機構と近畿大学は、今回のMOU締結を出発点として、研究シーズの社会実装、スタートアップ創出、人材育成等に向けた具体的な連携について、今後も検討を進めてまいります。




